2018年06月06日

時代とともに変化する埋葬の方法

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葬儀が無事終わると、今度は遺骨の埋葬方法も考えていきたいですが、一般的な方法としては墓地や霊園に納骨し、墓石や墓標を建てる方法があげられます。長くこうした方法が選ばれてきましたが、時代の変化とともに埋葬にする考え方も変わってきています。

最近は納骨堂を利用する人も増えていますが、この場合は遺骨は建物内に安置されることとなります。墓石を建てるよりも費用が安く済むことや、お墓の後継者の心配が必要ないということもあり、こうしたスタイルを選ぶ人も増えました。

そして、墓地や納骨堂を利用せず、散骨を選ぶ人も増えています。これは海や山、川などの自然に遺灰を巻くという方法で、自然葬の一種となります。散骨する場合は遺骨を粉状にしておく必要もあります。海洋散骨の際は船をチャーターして遺族が散骨する方法もあれば、業者が代理で行ってくれるサービスもあります。

そして、樹木葬では墓石のかわりに樹木を墓標とします。遺骨ごとに樹木を植える場合もあれば、一本の樹木で複数の遺骨を合祀する方法もあり、こちらも墓石を建てるよりも費用はかなり抑えられる方法です。この他では遺灰を手元で供養する方法もあります。こうした埋葬はまだ新しいスタイルということもあり、親族の中には抵抗を持つ人が出る可能性もあります。もめごとを避け、理想的な埋葬にするためにも親族との話し合いはきちんと行っておきたいところです。