2019年10月08日

天台宗のお葬儀に参列する時に知っておきたいマナー

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天台宗は平安時代から開かれている歴史ある仏教の宗派ですが、葬儀の時に独特の儀式があるので、知っておく事でスムーズに参加する事ができます。天台宗の葬儀の際には、導師といわれる方が、列讃という儀式を行います。

列讃は故人だけでなく、参列している方々が穏やかになる事ができる音楽が流されて、その状態で打楽器を鳴らしていきます。この儀式が意味する事は、阿弥陀如来に迎えられる形で故人の方が、仏になる過程を成仏として、皆でお祈りする為に行われるので、その点を意識して、参加する事が大切です。

更に天台宗では、列讃が終わった後にお茶を供える儀式が存在しまして、棺に茶器を供えていくので、初めて参列する時等に知っておくと儀式の意味を知った状態で参加できます。導師によってたいまつや線香等を使用した儀式が開始されて、故人を称える為の文が唱えられていくので、真剣に聞く必要があります。

称える文を読み終わった後に弔辞等が読み上げられていきますし、弔辞の後に読経を行っていきます。最後に回向文が唱えられる事で、葬儀が完了されます。焼香にもマナーが存在しまして、焼香を合唱礼拝した後に3回繰り返し行いますが、1回でも良い事もあるので、他の人を参考にする事が大切です。